2023年9月例会報告

日時:9月20日(水) 18:30~21:00

会場:諫早商工会館・Web

テーマ:同友会とわたし

報告者:(株)上園商事 専務取締役 上園 貴司会員、きたみかど会計 代表者 北御門 孝尚会員

出席者数:32名(会員28名(うちWeb2名)、ゲスト2名、他支部1名、事務局1名)

過去、諫早支部で恒例であった新会員の自己紹介、会社紹介などで会員同士の繋がりを深める例会がこの数年できていなかったため、今回は原点である支部会員の報告を行うことにしました。報告者2 名に共通するのは会社の後継者であり自分の意志ではなく先代の引き継ぎで入会(交代)したことです。
上園さんは高校を卒業してパン職人になるため、専門学校を卒業。その後パン職人として働いていました。しかし職場で配置転換があって人間関係が悪くなり退社して父親が経営する上園商事に帰ってきます。作業服のベストワークは諫早を中心に3 店舗展開しています。下積みの作業から10 年、現在は商品管理、発注を任されています。3 年後に社長交代と宣言されて経営計画や人間形成に励んでいます。性格は控えめで人前で話すことが苦手でしたが例会報告を機に変わろうと強い意志を持って臨みました。会社の強み、弱みを分析し、コミュニケーション力を高め、日々成長しています。
北御門さんは鰻屋の5 代目として幼いことから家業を手伝っていました。大学卒業後に帰郷し店に入ってみると業界の将来性、職人さんとの関係で悩み自分で事業を興すために税理士となりました。福岡で13 年勤務して、その後長崎に帰郷し2021 年にきたみかど会計を開業します。売り上げも初年度は苦しかったものの、2 年目、3 年目と順調に伸び、セミナーや同友会会員の紹介もあり、順調に推移しています。同友会で多くの経営者の話を聞き、問題解決の指針を学びたい、役に立つ税理士になるとおっしゃっていました。
2 人は人前で話すことが苦手と消極的でしたが、当日は堂々とした報告で、建前ではなく本音で経営者の悩みと将来のビジョンを語ってもらいました。
同友会のスローガンで「会員の要望、相談に応えられる会にしよう」とあります。同友会は本音で経営者の要望、相談に応える環境をつくり、実行することが大事だと改めて感じました。
(文責 山田 康成)