諫早支部 7月例会報告

日時:7月15日(水)18:00~21:00

会場:サンプリエール諫早

記念講演:福祉は“支援”から“共創”へ ~地域・企業とつながる南高愛隣会の実践~

報告者:社会福祉法人 南高愛隣会、理事長室室長 吉岡 祐二氏

出席者数:34名(会員26名、ゲスト4名、他支部4名)

南高愛隣会は1977年に雲仙で創立され、約50年にわたり歩み続けてこられました。「地域に必要とされ続ける企業になるために、私たちができることは何か?」を問い続け、現在は知的障がいを持つ方への支援にとどまらず、多様な方々の支援を行っていらっしゃいます。それは単なる「支援する/される」という関係を超え、共に価値を創り出す「共創」、つまり地域産業の担い手となる価値を創出する側への変化でもあります。
チョコレート事業、素麺や食品加工、乗馬事業など、これらは障がいのある方が働き、収入を得て「自分にもできる」という生きる誇りに挑戦する場となっています。また、罪を犯した障がいのある人への支援や、かつての福祉が触れてこなかった恋愛・結婚への応援など、障がい者の人生丸ごとに向き合っていらっしゃいます。数々の困難をチャレンジ精神で乗り越えてきた南高愛隣会だからこそ、成し遂げられることなのかもしれません。参加者は皆さん真剣に吉岡氏の話に耳を傾けていました。
その後のグループディスカッションでは、仕事で南高愛隣会と関わっている会員さんから「職員一人ひとりが誠意をもって利用者さんに接している姿勢が素晴らしい」という生の声が上がったほか、「地域活動へ率先して参加することで信頼を得ること」「地域で経営を続けていくこと自体が信頼に繋がる」といった多くの活発な意見が出されました。
「人生は楽しい」というビジョンを掲げ、誰も手をつけていない社会課題にいち早く踏み込むこと。支援ではなく、共に価値を創る「共創」の関係を築くこと。そして、理念と経営を両輪で回し続けること。この3つを体現し、挑戦し続ける姿勢から多くを学ぶことができた例会となりました。
(文責 平辻 真哉)