2023年1月例会報告

テーマ:インターンシップは“選ばれる企業づくり”のバロメーター

支部名:諫早支部

日時:1月18日(水)19:00~21:00

会場:諫早市社会福祉会館

報告者:(株)小林甚製麺 取締役 小林 甚成会員(島原支部)、長崎県庁 若者定着課 キャリアコーディネーター チーフ・長崎総合科学大学 客員研究員 非常勤講師 山口 晴信氏、長崎総合科学大学3年西田 武史氏、放送大学4年 後藤 皓子氏

 報告は2部構成で前半は昨年8月に小林さんがインターンシップ(以後:IS)の受け入れをされたことによる様々な気付きや変化について実際にISに参加された2名の学生も同席しての報告でした。後半は山口氏による現代の若者の特徴についてのお話でした。ISの受け入れをする際の概念を
考え直す内容で、私自身も胸にバンバン刺さりました。そのポイントは以下のとおりでした。
①会社(経営者)が楽しんでいる姿に若者は魅力を感じ惹きつけられる
②ISを行うことで、社員にもよい変化が期待できる(共に学べる・責任感の向上・未来について考え直すきっかけ)
③企業説明では自社の事業内容をアピールすることから「離れる」必要があり、関心に繫がるストーリーをブランディングする
④若者に対して始めはお膳立て(忖度)して接していくのが最も建設的で差別化になる
⑤若者は自分の成長が実感できる会社に魅力を感じるので、企業はそのための独自のカリキュラムが必要(NGは社員の背中を見て学ばせ、仕事体験になってしまうこと)
⑥給料や福利厚生の条件面(顕在意識)で張り合っても他社には勝てないが、気付き・自分事・手応え(潜在意識)を感じさせることができれば若者は魅力を感じてくれる以上の実践ができればISはもとより、求職者に選ばれる企業づくりが実現するもするものと学ばせていただきました。
 最後に山口氏が推薦された書籍が、今の一般的な若者の思考を理解できる内容だったので紹介します。タイトル:『先生、どうか、皆の前でほめないで下さい』 (著者:金間 大介)
(文責  菅原 則和)