2022年3月例会報告

日時:3月16日(水) 18:30

会場:ホテルセンリュウ

テーマ:コリン・パウエルから学ぶ13のリーダー行動規範 ~中小企業は経営者のリーダーシップで会社が変わる~

報告者:合同会社 HRエンゲージメント

    安徳 勝憲氏

本文:合同会社HRエンゲージメントの安徳勝憲氏をお招きして、『コリン・パウエルから学ぶ13の行動規範』というテーマでお話しいただきました。

コリン・パウエルは元アメリカ合衆国の国務長官を努めた人物で、その優れたリーダーシップはビジネスシーンでも広く引用されています。そのコリン・パウエルのリーダーとして心得るべき13の行動規範を安徳氏の解釈も交えながらご解説いただきました。

ディスカッションシートとは別に、13の行動規範のチェックシートが準備され、①いつも心がけている、②大切だと理解しているができていない、③あまり意識していないに分けてチェックするシステムになっており、その中でも重要だと感じた3つを投票するアンケート形式になっていました。

その結果、皆さんが一番重要だと感じられていたことは、“決断力”でした。次に多かったものが“常に楽観的でいること”で、それは“部下を信じれば、部下も信頼を返してくれる”と言い換えられました。このアンケート結果には非常に納得がいきます。人口減少の問題、コロナ禍であることやウクライナ情勢とそれに関わる様々な資源や物資の価格の高騰、そして、VUCAの時代であることなど、皆さんそれらの大きな課題に不安を抱えながらも、変化に対応すべくリーダーとしての決断をしなければならないと感じていることの表れであったと思います。そして、その変化には社員さんの力が必要不可欠だと感じていることを物語る結果となりました。

座長のまとめでは、野方さんよりそれらはやはり人を生かす経営4委員会の活動に関わってくることが語られました。リーダーは如何なる状況下においても方向性を示し、社員さんとともに成長していける環境を維持していくことが重要であること。そして、それを果たすには日頃からのリーダーの資質が大きく関わってくること。

今後、経営者として、リーダーとして難しい決断やリーダーシップがより必要になると思います。我々はその責任を果たすために、本日気付きとなった点は、自身の考え方や行動に落とし込みながら、そのリーダーシップを発揮していく必要があると感じました。

文責 諌早支部 時寛