2022年2月例会報告

 諫早支部・産学連携委員会プレゼンツで「業界ごとの未来が見える」として企画され、オミクロン禍でのDXの学び」なので迷わず「完全Web」にて開催されました。他支部や鎮西学院大学経済政策学科の教員もゲストで参加するなど多くの方々が参加されました。
 報告者には、三上建治氏をお迎えし、DX(デジタル・トランスフォーメーション)により、これからの社会がどのように変化するのか、そうしたなかで各企業がどのような対応していけばよいのかを知る機会となりました。報告では、年始めからよく聞くようになった
「VUCA」、「メタバース」、「GX」をキーワードにDXの本質は経営改革であり、デジタルの活用による置き換えや効率化ではなく、デジタル社会での新しい仕組みや価値をつくり出すことに視点を転換して対応することで、「やる気」と「覚悟」が必要不可欠であると話されたことが印象的でした。また、「見えない課題は解決できない」、「ゴールを見える化していく」うえでデジタルを活用すること、デジタル化は使われることでなく、駆使することに意味があることも意識されました。これまでの質問はグループディスカッションを通して行っていましたが、今回はチャット機能を活用し、報告中から多くの質問が寄せられ、三上氏から丁寧な回答をいただきき、実り多いものとなりました。 グループディスカッションでは「いつの間にかなくなったモノやコト、これからなくなりそうなコノやコト」をテーマに常識が常識でなくなる、女性や学生が
起業しやすくなる、人との対面の重要性とコーディナーション力が必要になるなど多くの学びがありまし
た。
 今回の例会では、DXによって「人の価値、リアルの価値、距離感、見え方」が変わるということが認識でき、今後の各会員の活躍が期待されます。
(文責 鎮西学院大学 佐藤 快信)