2022年11月例会報告

テーマ:人生一度っきり「やってやれないことはない、やらずにできるわけがない」

報告者:馬場一信氏、瀬頭新治氏

本文:本日は、諫早支部だけが活動する産学連携委員会の担当例会が鎮西学院大学にて開催され、学生さんと先生方、そして多くのゲストの方と他支部の会員さんにもご参加いただきました。 成功も失敗も経験してきた馬場一信さん、瀬頭新治さんが、これまでの足跡を赤裸々にお話になりました。 瀬頭さんは公務員という道を歩みながらも自分がやりたいことを貫いてきた人でした。一緒にディスカッションをした学生さんの言葉が非常に印象的で、「公務員は安定を求める人が目指す道だと思っていた。型にはまらず自分のやりたいことを貫き通し、人(市民)のためを思って行動されていたことを聞き、考え方が変わった」と。 一方、馬場さんのお話からは、そのバイタリティーと「やってやれないことはない」という言葉を胸にくじけずにチャレンジする姿に多くの人が驚きを表しました。全てが上手くいったわけではなく、むしろ志半ばで叶わなかったことの方が多い中、未だに新しいことにチャレンジを続けられている姿には、そこにいた全ての人が勇気と活力をもらったのではないかと思います。 お二人の話を聞いていて、何者かである前に一人の人間としての生き様をまざまざと見せつけられた気がしました。お二人ともに共通していたことは、「人とのご縁を大切にされていること」そして「地域の為にという思いが仕事や、その他の活動の原動力になっている」ということでした。 また、グループディスカッションでは、「これから挑戦したいことは何ですか?」というテーマで皆さんご意見を発表されましたが、ここでも共通していたことは、「人の為に」ということでした。 今、世の中が様々な問題を抱えている中で、それでも周囲の人の為にと語られたことに感動しましたし、そういったお話をする機会を、学生さんをはじめ様々な立場の方々と共有できたことに本日の例会の意義を感じました。 産学連携の在り方とは、何か新しいものを創出することだけではなく、地域を知り、そこで活動する人やそこにある想いを知ることが 重要なのだと気付かされた例会でした。 文責 諫早支部 時寛