2022年 5月例会報告
テーマ:「続ける」ことに必要なこと~誰もが就労しやすいダイバーシティ経営~
支部名:諫早支部
日時: 5月18日(水) 18:30-21:00
会場:食楽亭・Web
報告者:飯田青果(有)
代表取締役 飯田 弘巳会員(島原支部)
「『人手不足だから無意識にダイバーシティをやっていた。』というのが始まりだった。」と報告者の飯田さんからお話しをいただきました。外国人、障がい者、高齢者など色々な方が飯田さんの会社では働いていらっしゃるとのとのことで、会社を持続可能なものにしていくだけでなく、後継者不足に悩む農業全体としても持続可能なものにしていくために仕組み化していく取り組みをされているという報告もありました。そこには決して会社の都合だけを押し付けるだけではなく、社員さんの声に耳を傾け、向き合い、社員さんの能力を最大限発揮してもらうような環境を整えていくという想いと実践力を持って経営をされていらっしゃいました。当然社員さんから学ぶことや気づかされることも多くあるようですし、社員さんの特性をいかしてビジネスの領域を広げる取り組みをされていらっしゃいました。単純に人材が不足しているから採用しているというわけではなく戦力として人材を活用し会社の成長発展のために不可欠な人材に育て上げました。これはまさに共育、ダイバーシティなど人を生かす経営4委員会のエッセンスの多くを取り入れた経営をしていらっしゃることがよくわかりましたし、根底には飯田さんの会社さんの経営理念があることも強く感じることができました。
社員さんも生き生きとやりがいをもって働いていらっしゃる様子が報告資料の中からも汲み取ることができ参加した会員の方々からも多くの気づきと学びを得ることができたという感想を話されていました。
まだまだ企業のダイバーシティ経営への対応力には格差があるという認識を多くの会員さんが持たれるなか、環境の変化に対応するためには必要な活動であるということ、また、何をやるかよりも誰とやるかという考え方も持つ必要があるということも気づかされ、人を生かす経営の実践について多くの学びを得ることができた例会でした。
(文責 野方 康平)
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