2021年2月例会報告
2021年2月17日(水) 小栗ふれあい会館 にて
テーマ:『オンデマンド授業という異例の形式が日常になる?』
[概要]報告テーマ『移住者からみた諫早の魅力とポテンシャル』 ~ビジネスヒントを見つけよう~
報 告 者① メインスピーカー・菊山 達也氏 / キクヤマ タツヤ(諫早市地域おこし協力隊)
報 告 者②ゲストスピーカー・浅川 容行氏 / アサカワ ヒロユキ(長崎ウエスレヤン大学 現代社会学部 経済政策学科 4年生)
報 告 者③コーディネーター・村川 美詠氏 / ムラカワ ミエ(1986年に諫早市入庁 生涯学習課長を経て現在健康福祉部障害福祉課長)
今回は三名のスピーカーによる報告とクロストーク形式でした。
メインスピーカーの菊山達也さんは、青年海外協力隊として2年程ウガンダで活動され、去年9月から諫早の地域おこし協力隊として居住されています。
地域における各種イベントの企画・運営をサポートしながら、地域と行政の橋渡し役を担いつつ、諫早の活力の掘り起こしに取り組んでおられます。
居住して気づいたことは、諫早には地元市民ほど気づきにくい地域の良さが沢山あるということです。
諫早という土地は、人が生活する上で必要なものが全て揃っている町で、長く同じ場所に住んでいる地元市民にとっては、そこでの生活が当たり前に感じたり、「諫早より大村のほうが良い」と他市のことが良く見えたりする方も多いと気づいたそうです。
続けて、諫早での活動を通して、気づいた強みと弱みを挙げられました。
強みは、
①134,000人と人口が多い
②学校も多くあり、子育て支援も充実している
③スポーツが盛ん、特にプロサッカーチームがある
④県内外へのアクセスの良さ
⑤県内1,2位を誇る企業の工場がある
弱みは、
①ゲストハウス、ホステルがない
②多文化、共生の社会になってない
③恵まれた立地が生かされていない
浅川容行さんは、現在ウエスレヤン大学に通う学生です。
4年前に諫早に転居されるまでは大瀬戸に住んでおられたため、諫早のことはほとんど知ることはなかったのですが、住み始めて「大瀬戸には駅がないけれど諫早にはある」ことをきっかけに、身近に諫早の街を知ろうと思ったそうです。
諫早の人は「大村が良い」と言われる現状に疑問を感じることもあるそうです。
コーディネーターの村川さんより「大瀬戸から友だちが来たらどこに連れて行くか?」の質問に、「本明川河川敷に行って、小長井の牡蠣を食べに連れていく」と浅川氏は答えます。
コーディネーターの村川美詠さんは、1986年に諫早市入庁し、現在、健康福祉部健康福祉課長として勤務されていますが、女性の視点でまちをもりあげたいという思いから「諫早もりあげガールズ」として諫早の魅力発信の活動をされています。
全国の自治体職員とのネットワークもあり、それらのご縁で諫早市を訪れた他団体の職員から、自分達が意識していなかった諫早の強みや魅力について気づかされる面も多かったそうです。
今後も、菊山さんや多様な皆さんと対話を重ねながら、諫早の情報発信に努めていきたいと話されました。
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